発声練習

『アナウンサーって、どうして綺麗な声なの?』、『きれいな声だからアナウンサーになれるの?』という質問は良く受けます。

確かに生まれながらに、人を引き付ける声を持っている人もいますが、世の中にいるアナウンサーのほとんどは、子どもの時から声がきれいだったなんてことはあまりないでしょう。

訓練をして、自分なりの声のベストポジションをつかんだ人たちです。

スポーツ選手が筋トレをするように、アナウンサーも声のトレーニングをします。言葉の音が正確に出せること、その声がちゃんと聞いている人に届くこと。そのためには、口の周りを自由に動かせる筋肉を鍛え、声の基本となる息が、しっかりと軸があり安定したものでないといけません。

ベテランともなれば、朝一番からいい声が出せるのかも知れませんが、やはり、初めは毎日の発声練習が大切。

『1日サボれば自分が分かる・2日サボれば周りがわかる・3日サボればみんなにわかる』とも言われ、やはり鍛えてナンボのものです。

もちろん、体を温めるように出せば出すほど声は出てきますが、それはガムシャラにするというより、日常の感覚としてイメージを掴むためのもの。『今日はちょっと声の調子が悪いな』と思った時、いつもの訓練をすると調子を取り戻せる引き出しにもなります。

このアナウンサーの訓練は、テレビで話すため、マイクの声の通りを良くするためだけに有効なものではなく、いろんな方にオススメしたい訓練です。大きな声を出すと、不思議と心が前向きになります。

調音の練習(音をはっきり出すために、口や顔の周りの筋肉を鍛える練習)をすると、表情も豊かになりいい顔になります。

「話し方教室」や「マナー講座」など、アナウンサー経験者が開講しているものが多くありますが、参加者は一般の会社員だったり、人前でスピーチをするためうまくしゃべりたいなど、日常生活のなかで「しゃべること」「声」「言葉の使い方」などに興味をもたれた方たちばかりです。

この発声練習の基礎を身につけると、ストレス発散にも役立ちます。

協力企業